11「メーデー、メーデー、メーデー②」
◇
遊具の外、膝をついた来訪者と同じ高さで目が合った。麻美は咄嗟に頭のタオルを掴んで顔を隠したが、きっともう遅い。
見開いた目には涙も引っ込んでしまった。
なぜ彼女がいる? また尾行されていた? 逃げ切れてなかった? もしかして、家から、ずっと──
嫌に心拍数が上がり、雨に冷やされた身体が熱を帯びた。雨の音が遠のいて、頭の中が真っ白になっていく。耳に伝わる指示もなく、何をすべきか分からない。
「お邪魔してもいいですか?」
他人行儀な声色で乾いた髪を揺らした彼女は、白いプラスチックの取っ手がついたビニール傘をさしていた。そんな上等なものを持っているのなら、麻美と違ってこの狭い遊具の中に入ってくる理由がないはずだ。
ならば当然、麻美が目的なのだろう。今更別人の振りをするのも見苦しい。
タオルを外して素顔を晒す。
再び向き合った彼女の目は見られず、結んだ口からは二の句どころか一の句すらも出てこない。
何をしにきたの、今は放っておいて、喉に出かかる言葉を加害者のセリフではないと飲み込む。
「……ごめん……なさい」
自然と出たその音が身体を伝って聞こえてきた頃になって、自分が真っ先に彼女へ何をすべきだったのか、麻美はようやく理解した。
──そうだった、謝らなければ。この子にはとても酷いことをした。
昼間の光景を、胸を押さえつけてうずくまった彼女を思い出してしまったが最後。己の犯した罪を自覚すれば瞬く間に心の色が入れ替わる。どうかしていた、とは言い訳できない。本当に最初に手を出したのは麻美からだ。自ら悪意を練り上げて、自分と何ら関わりのない善良な一個人を傷つけたのは紛れもない事実なのだ。
喪失感でせき止められていた罪の意識が濁流となり襲いかかってきた。ぽかりと空いた心の内を罪悪感が満たすとともに削り崩される。
彼女にしたことを忘れて今まで何をしていた。自分のことを嘆く前にやるべきことだったのに。
ひとりでに喉が下がり息が詰まる。彼女が呼吸を乱していた姿があの頃の自分と重なって、ああだから蓋をしたのかと都合のいい頭の構造が腑に落ちた。
「ごめんなさい」
生理的にこぼれ落ちる涙は麻美の意思では止められない。滲む視界の中、正面にいるはずの彼女が歪む。どんな顔をしていても、麻美が謝ることに違いはない。もう何も持っていない麻美には謝る以外に何もできないのだから。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
傷つくことをしてごめんなさい、逃げ出してごめんなさい、自分勝手でごめんなさい。
震える声は謝罪の言葉を紡ぎ続ける。
深く頭を下げるために地面に手をつき、しゃがれた声で言葉を吐く。相手の顔を見るのが恐ろしい。視線を落とすと、謝意に集中出来た。
手を膝の横から前に動かすと、手のひらについた湿った土が軋んだ。
手の間へ向かい、最も深く頭を垂れようとしたその瞬間。
「もう要らない。もう十分、謝ってもらったから」
掴まれた肩に上半身を起こされて、彼女と目が合った。薄暗い空洞の中でも射抜かれたと分かる力強い視線。涙の膜がどろりと落ちて鮮明に映る彼女の顔には、昼間に見た表情とは違った苦しさがあった。
「私はあなたを赦します。でも、あなたがまだ悪いと思うなら」
地についた両手を取って、苦を飲み下したように、彼女の表情はとても穏やかな顔つきへと崩れていった。
「あなたの話を少し、私に聞かせてくれませんか?」
二人を包んだ空洞にこだまする雨の音が、再び麻美の耳に戻ってきていた。
★
昨日かまいたちと遭遇した公園の遊具の中、雪菜は月白麻美と名乗った年上の女子学生と話をする機会を得ることができた。
この麻美こそが本日昼間に雪菜たちが尾行し、影の力を扱うのを目撃したかまいたち本人であり、雨音曰く現在は力を失った非力な少女だという。
昼間裏道へと戻ってきた雨音から麻美が立ち去った時の様子を詳しく聞いた雪菜は、すぐさま彼女に再び会うことを決意して最初の接点となった公園へと足を運んでいた。長期戦を覚悟して近場でビニール傘を買い込み今後の予定も考えていたところで、幸運なことにしばらくしたら麻美がやってきた次第である。
雪菜の目的は麻美と話をすること自体にあった。
少なくとも麻美は悪魔かそれに類似するものに由来する怪奇現象に巻き込まれた者であり、彼女の身の回りには植物の怪異も潜んでいる可能性がある。その危険性を警鐘すると共に、悪魔が彼女の身に潜んでいた間の話を聞ければ今後の対策になると雨音を説得してここにいる。
結局会話の入り口に相手の罪悪感を利用してしまったが、時間的な了承も得られた。
謝罪からしばらくして落ち着きを取り戻した後に、自己紹介から始まった会話の最初の質問は麻美からのものだった。
「赤星さんは、どうしてここに……?」
「月白さんと話したかったからです。犯人は現場に戻ってくるっていうので、昨日いた時間くらいまで待機しようと思っていました」
思ったより早かったですけどね、と続けると唖然とした様子の麻美に更に畳みかけるように補足した。
「友達とずっと話してたので、待ち時間とかは全然──あっ、外にいますけど連れてきますか?」
「いや、まだちょっと整理がついてないから、赤星さんだけがいいかな……」
直前に雨音に追われていたショックがあるのだろう。遊具外の屋根のあるところに待機しているので、いずれそこまで移動することも視野に入れるうちに話が進んでいく。
「それで、なんで私と話したいだなんて? 普通、あんなことがあったら会いになんて来ないよ」
「……友人にも最初は反対されました。でも、普通じゃないことが起きているし、詳しく聞いたらあなたの様子も尋常じゃなかったと」
「この度は本当に大変なご迷惑を……」
「あー! もう謝らなくて大丈夫です! この通りピンピンしてるので! それを伝えに来るのも兼ねてました」
再びのやりとりを遮ると、雪菜はへらりと笑う。パニックに陥ったことはたしかで、それも麻美の影がきっかけにはなったものの、直接の原因ではないと雪菜は説明した。
影からの怪我は負わされていないことからも問題はないと伝えると、麻美は安堵したように息をついた。
「……優しいんだね、赤星さんは」
「どうでしょう。自己満足なだけなんですが……現に、私が会いにきたことで月白さんを必要以上に追い詰めてしまったし」
「それこそ私の自業自得だから気にしないで……」
「ただ、なぜ昼間逃げるように立ち去ったのか気になってて。それを聞いても構いませんか?」
少しの間はあったが、膝を抱き直して麻美は静かに答えた。
「……あなたが発作を起こしていたから。私も一時期あれを繰り返しててね、それを思い出したの」
「それは……大変でしたね」
「だから、赤星さんがとても怖かったってよく分かる。本当にごめんなさい」
申し訳なさそうにする麻美に再び気にしないように声をかけつつ、雪菜は悪魔への強い憤りを覚えていた。
なぜ、こんなにしおらしくなる人があのような大胆な行動に出られたのか。操られた上での行動ではないとすれば考えるまでもない。悪魔らしく麻美の弱みに付け込んだのだ。
どうやって悪魔と出会い、どんな願いを叶えられたのか。麻美の口から聞かないと真相は分からない。
少ないやりとりの中でも彼女の名の通り、本来は麻のように真っ直ぐで曲がったことに耐えきれない人なのだと雪菜には確信が持てた。普通、喋ったこともない年下の子どもに対してあそこまで深く頭は下げない。同時にそれほどまでに思い詰めさせてしまったことへも歯がゆさを感じた。
雪菜が悩み始めた時、コンコンと再びノックの音が聞こえてきた。
遊具の出入り口から外の景色を見てみると雨はもう上がっており、外からの光が遊具の中にも入ってきていた。
「雨、上がりましたね」
すぐにまたコンコンとノック音が響くと、「そろそろ出ましょう」と言って雪菜は音に急かされるように外へ出る。濡れた長傘を畳んだ雨音が遊具の真横に立っていた。
「おまたせおまたせ。すぐに呼ばなくてごめんね」
「……別にいい」
雪菜が遊具の中にいる間、長くとも十分ほどを雨の中一人で待っていた雨音はいつも通りに短く答えた。
「あっ、あのっ……!」
背後で声がしたので雪菜が正面を譲ると、低い位置にある出入り口から出てきた麻美が立ち上がりその場で姿勢を正す。
「あなたにも大変なご迷惑をかけました。ごめんなさい!」
深々と直角下げた頭からは、腹から出ている良く通る声が響いた。
「雪菜が赦したなら私もそうする。顔を上げなよ」
かける言葉は雪菜の耳にもいつもより柔らかな音に聞こえていた。
ゆっくりと顔を上げた麻美のまだ熱をもったままの赤くなった目元には涙の跡が少し残る。
「……ありがとう。私も、できる限りのことを話します」
★
話をするに当たって、お互いの今までの状況を整理するために、雪菜から現時点までのことを一通り麻美に説明をした。
まず自分が隣街の住人であること、その街の中学校に通っていること。今年の四月からそこで異変が起き始めたということ。
それから五月に謎の空間に巻き込まれ、いろいろあって生徒たちの願いを歪めて叶える「鏡の中の悪魔」が校内に存在していると知ったこと。
そして体に植物を生やした学生を見たことで此の花へと出向いたこと、そこで偶然麻美を見つけてしまった今日の昼のことまでを順を追って話した。
麻美は駅での捕捉が偶然だったことに怪訝そうな表情を浮かべたが、当時の麻美がただならぬ気配を帯びていたことを説明するとひとまず納得したようだった。
対する麻美の話は、紛れもなく鏡の中の悪魔──通称・「悪魔様」との出会いから始まった。
「無力な私に力を授けてくださった。まるで、そう。私にとって彼は神のような存在だった」
自らの願いを叶えられた麻美は、知ってか知らずかその語り口に悪魔に心酔しているかのような言葉を入り混ぜていたが、二人は麻美がそうしたように、麻美の話を遮ることなく話を聞き続けた。
使っていた影の力は麻美の願いを通じて借り受けた力だということ。目的を遂げた後、返却を願い出たが逆に〝お手伝い〟を要請されたこと。恩義を感じていた麻美はそれを二つ返事で引き受けたこと。その中に目的は定かではないが、雪菜を痛めつける依頼があったこと。
そして、手伝いのうち最初に任された仕事は〝栽培〟だったという。
「ちょっと二人に見て欲しいものが」
麻美は腰のポーチから小瓶を出すと、雪菜に手渡した。手の中の瓶を雨音と二人で覗き込むと、黒い小さな粒状の物体が多数入っていることが視て取れた。
「種……?」
雪菜の言葉に、麻美は少し寂しそうな顔をすると説明を続けた。
「私にはもう中身が見えなくなってしまったけれど……それが二人の知りたかったものの正体。私の役目はそれを育てて収穫することだった」
「これ、何で育つんですか……?」
瓶を軽く転がしても中でぶつかる音もなく、黒色のそれを不思議そうに視つめる。
「彼は負の感情──例えば悲しみとか後悔だとか、そういう自分を落ち込ませたりするような感情を吸って育つと」
「だから人に生えていたんですね。……それで、吸われた人はどうなっちゃうんですか?」
「ただ、普段よりも気持ちのいい日々が過ごせるだけ」
「え?」
拍子抜けの回答に、つい腑抜けた声が出てしまっていた。
「それはスポンジなんですって、負のエネルギーを吸い出すための。生み出した悲しみや苦しみを吸い出された子はいつもよりも明るい顔つきになってた」
「収穫するって言ったね。君はそれをどうやって刈り取り、摘んだ後のそれはどうなるんだい?」
予想外の答えに呆けたままの雪菜をそのままに、雨音が重ねた質問に麻美が答える。
「収穫自体は影の力で刈り取っていたの。今は実演できないけど。花が咲いた時が刈り頃でね、影で刈り取ると根が死んで身体にも残らないの。切った瞬間にエネルギーが逆流するなんてこともない。私には影がいたから育たずに死んでしまって……」
やっと会話に戻ってきた雪菜はまだ少し困惑のただ中にいた。
「ちょっ、ちょっと待ってください。今のところメリットしか聞こえてこないんですけども……」
「デメリットは切ってもまた生えてこないことくらいかな、根が死んじゃうから」
雪菜の「それだけ?」に「うん」と短く返事が返ってくる。
「えぇー……っと、その……」
「それで、収穫した花はどうしたんだい?」
次の言葉に悩む雪菜を置いて再び雨音が先ほどの質問を繰り返す。
「それはもちろん、私はお手伝いのお使いなんだから、後は納めるだけでしょう」
「オサめる、ねぇ」
雨音は顎に手を当てて目線を落とし、少し静止したかと思うと、「成程、どうもありがとう」ともう聞くことはないとでも言うように一歩後ろへと後退した。
それから麻美は本日の昼間のあらましを話して、説明を終えた。ただ一つだけ説明を省いて。
「ここまでは大丈夫かしら?」
「うーん、なんとか。目立った悪い点も無いし……だから月白さんも協力していたんだなぁーというくらいは理解できました」
麻美はまだ新しい情報を脳内で整理ながら頭を悩ませる雪菜をくすりと笑うと、「それじゃあ、今度は私が質問する番ね」と続ける。
「あなたたちはこれからどうするつもりなの?」
麻美からの問いに、雪菜と雨音は顔を見合わせた。雨音は「君の意向に沿うよ」とパスを出してきたので、代表しての物言いになった。
「とりあえずその『悪魔様』になんとかして会って、こっちの都合が悪いことをやめてもらおうかと」
けして冗談で言った訳ではなく、雪菜の顔つきは真剣なものであった。
「……そう。あなたたちのお願いも叶えてもらえるといいね」
時間は夕方五時をゆうに越していた。それでもいまだに昼間の明るさを保ったままの空にはまだ慣れず、四階の生暖かさを思い出させる湿気を孕んだ熱気に、雪菜は肌感覚に刷り込まれた不気味さを覚えていた。
「勉強しなきゃだし、そろそろ帰らなくちゃ」
「すみません、最後にもうひとつ質問してもいいですか」
「私に答えられるものなら」
快く承諾した麻美の顔をうかがいつつ、雪菜は恐る恐る口にした。
「さっきも話したように、願いが歪んで叶えられてしまった子がいました。月白さんの願いが叶えられたときにも、何か意図してないことが起きたりしてませんか?」
雪菜にはこれが一番の不安要素であった。力を失ってしまったであろう麻美に、今になって願いの延長線上に無理矢理こじつけたような、そんなことが起きてしまったら。
一拍ほど考える時間を置いて、麻美が口を開いた。
「私の場合、願ったのは、授けていただいた力は目的のための手段だったから」
麻美は何を考えているのか、思い出そうとしているのか、ゆっくりと瞳を閉じた。
「私は、私の手で、私の望みを叶えた。それが例え悪魔の力を借りたものであっても、私が動き、成したもの」
麻美はゆっくりと瞳を開くと、真正面に映る雪菜を見つめた。
ただ、先ほどまでの柔らかい表情がふっと消え失せ、そこに残ったのが麻美の本当の顔なのかは雪菜には判別することが叶わない。
「それが歪んだものになってしまっていても、私自身が望んだ結末であったことには変わりない。だから」
麻美は再び微笑むと、「そんなことはきっと起きないよ」と答えた。
◇
「その種はそっちで処理してくれるとありがたいかな」
中身が視えなくなってしまった私にはどうしようもないから、と雪菜たちに渡した瓶はそのまま返さなくていいと告げた。
「了解です。色々お話、ありがとうございました」
「こちらこそ色々ありがとう。……赤星さん、これからも気をつけてね」
「麻美さんも気をつけて、テスト頑張ってください!」
後半には苦笑いで返すほかなかった。
別れ際に雪菜と連絡先を交換して、麻美は公園を後にした。
結局、麻美は力を失くした時の説明は二人にはせずに終わった。
これは雪菜が首を突っ込みそうなことからは遠ざかりたい雨音にとっては好都合なことであり、逆に雪菜は雨音がなんとかしたと勘違いしたままになってしまうのだが、それはまた別のはなし。
雨に濡れた帰り道にひとり。今日走った距離はいつもよりも格段に少なく、負荷もあまりかからないランニングになってしまったが、麻美の心は雨の上がった空と同じく晴れ晴れとしていた。
そして一人、決意を新たに駆け出していた。
いつか、ぶつかったあの子を見つけ出して、あの子とも話をしなければ気が済まない。願いは私たちの繋がりでもあったのだから、取り戻さなければならない。
──そうだよね、お姉ちゃん。
蓬の中にいた麻は、歪みの中から逃れたところで元の通りには戻れない。
☆
やぁ。
君と会うのはこれで三度目になるのかな。でもこうして逢うのは今回が初めてだね。
君は朝が来たらきっとこのことは覚えてはいないのだろうね。
そちらの方が僕にとっても君にとっても好都合な事だから、君が気に病む必要なんて無いさ。
この二月ほどで、君の周りの事が大きく変わったよね。予兆は前からあったけれど、それはまぁ置いてていいや。
君には見えていないことだけど、君自身も着々と変わっているんだ。僕が予想していたよりもずっと早いスピードでね。君にも思い当たる節があるかと思う。
過ぎてしまったことは仕方がない。ただ、そこについてはこれ以上急激に混ざらないように気をつけて欲しいな。具体的に言うと、あまり彼らに干渉しないでもらいたいところなんだけれど、君が忘れてしまうのにこんなことを言うのは無意味かな。
まぁ、心の何処かに置いてくれればいいんだ。
それで、僕は出来ればもう二度と君に逢いたくないんだ。こうして逢いやすくなってしまったのは本当に不本意なことなんだけどね。
僕は君が嫌いな訳じゃないんだ。
君が好きだから、こんなことをする奴に憤っているだけだよ。
それと、前に言ったことは今もそうだからね。君は覚えていてくれてるみたいで嬉しいな。
君がどうしても辛い時は誰かに頼ってもいいからね。
君は自分でやらなきゃ意味がないと思っているだろうけど、そんなことは決してない。いつかきっと誰かが君の意志とは違って、君を救ってしまうかもしれないけれど、それも受け入れてあげて欲しいんだ。
そろそろ朝が来ちゃうね。
君とのおしゃべりもこれで終わりならいいのだけど。
じゃあ最後に。
もう少ししたら夏休み入るよね、存分に楽しんで、あの子に思い出でも沢山作ってやってあげてね。
それじゃあ、お早う。雪ちゃん。
よい夏を。
第十一話「メーデー、メーデー、メーデー」おわり
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